ドメイン費用をやさしく説明!取得から解約まで料金の仕組みを徹底解説!

当記事は、独自(有料)ドメインを初めて取得する方向けに、その費用について分かりやすく説明したものです。
初めてドメインを取得する方で、次のような疑問を持っている方はいませんか?
- ドメインを取得するには、いくら必要なの?
- 2年目以降、費用は必要?
- 解約するのにお金がかかる?
実はこれ、私がはじめてドメインを取得する際に持っていた疑問です。
これらの疑問を解決しないままドメインを取得するのは、かなり不安ですよね…
しかし、インターネットを探しても、ドメイン費用について分かりやすく書かれているものはありません…
そこで、私は、当記事を書くことにしました。
当記事を読めば、独自(有料)ドメインに関する費用をスッキリと理解することができます。そして、安心してドメインを取得できるようになります。
ドメインを取得する際に覚えておくべき 3つの費用
独自ドメインを取得する際に覚えておくべき費用は以下 3つです。
- ドメイン取得料
- ドメイン更新料
- Whois情報公開代行の利用料(オプションサービス利用料)
独自ドメインを取得する際は、上記 3つを覚えておけばOKです。
なぜかというと、独自ドメインを普通に使用する分には、上記 3つの費用を覚えておくだけで十分だからです。
その証拠に、私がドメイン取得サービスの費用をチェックするときは、上記 3つだけしか確認していません。
「Whois情報公開代行」以外の有料オプションサービスは不要
ちなみに、「Whois情報公開代行」以外の有料オプションサービスは不要です。
その証拠に、独自ドメインを何年も使用している私は「Whois情報公開代行」以外の有料オプションサービスを使ったことがありません。
必要なオプションサービス「ドメイン自動更新」は無料
独自ドメインを取得した後で、ただ 1つ、便利なオプションサービスがあります。
それは、「ドメイン契約を自動更新する」サービスです。
ほとんどのドメイン業者は、この「ドメイン自動更新」を無料提供しています。
すべてのドメイン業者が「ドメイン自動更新」を無料提供しているかは分かりませんが、私が使用したことのドメイン業者は全て無料提供しています。
- エックスドメイン
- お名前.com
- スタードメイン
- ムームードメイン
»»» 【徹底比較】おすすめドメイン取得サービス3選|2020年11月版
したがって、「Whois情報公開代行」以外の有料オプションサービスは不要です。
以上で、ドメインを取得する際に覚えておくべき 3つの費用は終了です。
1. ドメイン取得料は「購入費」

ここからは、独自ドメインを取得する際に覚えておくべき 3つの費用について説明していきます。
まずは、ドメイン取得料です。
ドメイン取得料は「購入費」:取得時に一度だけ支払う費用
ドメイン取得料は、独自ドメインを取得する際に一度だけ支払う費用です。
分かりやすく例えると「ドメインの購入費」です。
イメージとしては、スーパーやコンビニなどで商品を買うときに支払う料金と同じです。
ちなみに、ドメイン取得料のことを「ドメイン登録料」と言うこともあります。
ドメイン取得料には契約期間終了までの利用料が含まれている
ドメイン取得料には、「ドメイン契約をした際に決めた契約期間」が終わるまでのドメイン利用料も含まれています。
たとえば、以下の内容で独自ドメインを取得したとします。
- ドメイン:tk-create.com
- 取得料金:1,000円
- 契約期間:2020年1月1日〜12月31日( 1年)
上記の場合ならば、ドメイン取得料金1,000円に、2020年1月1日〜12月31日( 1年)のドメイン利用料が含まれています。
したがって、契約期間が終了するまでは、ドメイン取得料とは別にドメイン利用料を支払う必要はありません。
金額の目安は 1,000〜4,000円:ドメイン業者とドメイン種類で異なる
ドメインの取得料の目安は、1,000円 から 4,000円です。
一概に 〇〇円と言えない理由は、ドメインの取得価格が 次の 2つの組み合わせで決まるからです。
- ドメインの種類 … 「.com」「.jp」など
- ドメイン事業者 … 「お名前.com」「ムームードメイン」など
参考までに、ドメイン取得料の具体的な金額を紹介します。
ドメイン事業者ごとの価格の違い
.com の取得価格
- エックスドメイン… 418円(最安値)
- お名前.com … 836円
- ムームードメイン … 1,276円
2020年8月12日調べ。(税込)
ドメイン種類による価格の違い
お名前.com のドメイン取得価格
- .com … 836円
- .org … 1,496円
- .co.jp … 3,960円
2020年8月12日調べ。(税込)
リンク:ドメイン種類の選びかた
ドメイン取得価格の比較記事
ドメイン事業者およびドメイン種類による「取得価格の違い」について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
»»» 6社のドメイン費用を徹底比較!最安値も紹介【2020年11月版】
以上で、ドメイン取得料は「購入費」は終了です。
2. ドメイン更新料は「2年目以降の利用料」

次に、ドメイン更新料について説明します。
ドメイン更新料は「2年目以降の利用料」:毎年必要
ドメイン更新料は、2年目以降のドメイン利用料です。
もう少し正確にいうと、「ドメイン取得時に決めた契約期間」が終了したあとに、引き続き同じドメインを使用するために支払う費用のことです。
たとえば、ドメイン取得時に決めた契約期間が
- 1年の場合 … 2年目以降のドメイン利用料として支払う費用
- 5年の場合 … 6年目以降のドメイン利用料として支払う費用
が、ドメイン更新料です。
具体例で説明:ドメイン取得時の契約期間が1年の場合
ドメイン更新料の意味がイマイチわからない…という方に具体例を使って説明します。
たとえば、次のようなドメイン契約をしているとします。
現在のドメイン契約
- ドメイン名:tk-create.com
- 契約期間:2020年1月1日〜12月31日( 1年)
新規取得ドメイン。取得料金: 1,000円
そして、このドメイン契約を、契約期間終了後(2021年1月1日以降)も引き続き使用するとします。
このような場合に必要となるのが、ドメイン更新料です。
具体的には、次のような感じでドメイン事業者の公式サイトに記載されています。

上画像の場合だと、「.com」のドメイン契約を 1年間延長(更新)するためには 1,480円支払う必要があります。
ドメイン業者の公式サイトに表示されている更新料は1年あたりの金額
ドメイン業者のホームページに表示されている更新料の金額は、ほとんどの場合、ドメインの使用期間を1年間延長(更新)する場合の金額です。
正確な理由はわかりませんが、おそらく「ドメイン更新時に設定する契約期間」を1年にする人が多いからです。
なお、金額に関して疑問がある場合は、ドメイン契約を更新する前にサポートセンターに確認するようにしてください。
ドメイン更新料には契約期間終了までの利用料が含まれている
ドメイン取得料と同じく更新料にも、更新したドメイン契約の「契約期間終了までの利用料」が含まれています。
たとえば、次のような条件でドメイン契約を更新したとします。
下記内容でドメイン契約を更新
- 更新料金:1,000円
- 契約期間:2021年1月1日〜12月31日( 1年)
↑ 2021年1月 1日〜12月31日( 1年)は「更新料金 1,000円」のみで OK
この場合ならば、ドメイン更新料金1,000円に、2021年1月1日〜12月31日( 1年)のドメイン利用料が含まれています。
したがって、ドメイン更新料の他に、ドメイン利用料を払う必要はありません。
金額の目安は 1,500〜3,500円:ドメイン業者とドメイン種類で異なる
ドメイン更新料の目安は、1,500円 から 3,500円です。
一概に 〇〇円と言えない理由は、ドメイン取得料と同じです。
ドメイン更新料も以下 2つの組み合わせで決まります。
- ドメインの種類 … 「.com」「.jp」など
- ドメイン事業者 … 「お名前.com」「ムームードメイン」など
ドメイン更新料の具体的な金額を紹介すると、次のとおり。
ドメイン事業者ごとの価格を比較
.co.jp の更新価格
- スタードメイン … 4,048円(最安値)
- ムームードメイン … 4,378円
- ゴンベエドメイン … 5,720円
2020年8月12日調べ。(税込)
ドメイン種類による価格の違い
お名前.com のドメイン更新価格
- .com … 1,408円
- .org … 1,628円
- .jp … 3,124円
2020年8月12日調べ。(税込)
ドメイン更新価格の比較記事
ドメイン事業者およびドメイン種類による「更新料の違い」について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
»»» 6社のドメイン費用を徹底比較!最安値も紹介【2020年11月版】
以上で、ドメイン更新料は「2年目以降の利用料」は終了です。
3. Whois情報公開代行の利用料は「個人情報を公開しないための」費用

「独自ドメインを取得する際に覚えておくべき費用」の最後の一つは、Whois情報公開代行の利用料です。
ちなみに、Whois情報公開代行は「自分の住所や電話番号などの個人情報をインターネット上に公開しない」ためのサービスです。
ドメイン取得者が個人の場合、ほとんどの人が利用している
個人(会社ではない)で独自ドメインを取得する場合、ほとんどの人が「Whois情報公開代行」を利用します。
なぜかというと、ほとんどの人は「自分の住所や電話番号などの個人情報をインターネット上に公開したくない」からです。
個人情報を公開しても良い人はWhois情報公開代行は不要
ちなみに、「Whois情報公開代行」を利用するかどうかは任意です。
したがって、個人情報をインターネット上に公開しても大丈夫!という人は「Whois情報公開代行」を利用する必要はありません。
利用料はドメイン事業者によって異なる:無料の場合が多い
Whois情報公開代行の利用料は、ドメイン事業者によって価格が異なります。
具体的には、以下のとおり。
Whois情報公開代行:無料
- ムームードメイン
- エックスドメイン
- スタードメイン
- バリュードメイン
Whois情報公開代行:有料
お名前.com は、Whois情報公開代行を申し込むタイミングで料金が異なる
2020年7月29日調べ。
上記をみると、「Whois情報公開代行の利用料」を有料にしている業者よりも無料にしている業者の方が多いことが分かるかと思います。
無料でも有料でもサービス内容は同じ:無料を選ぶとお得
ちなみに、私が知っている限り、Whois情報公開代行の利用料が無料でも有料でもサービス内容は同じです。
したがって、ドメイン業者を選ぶときは、Whois情報公開代行を無料で利用できるところを選んだ方がお得です。
»»» 【徹底比較】おすすめドメイン取得サービス3選|2020年11月版
以上で、Whois情報公開代行の利用料は「個人情報を公開しないための」費用は終了です。
そして、ドメインを取得する際に覚えておくべき 3つの費用についての説明も終了です。
解約費用は不要(ゼロ円)

ここからは、ドメイン費用の参考情報です。
知っていなくても問題はありません。
まず、ドメイン契約を解約した場合の費用について説明します。
解約費用は不要:ただし、確認できたのは3社のみ
ドメイン契約を解約するときに、費用は発生しません。
ただし、解約費用が不要ということを確認できたのは下記 3社のみです。
- エックスドメイン
- お名前.com
- ムームードメイン
上記 3社以外の解約費用について確認できなかった理由は、公式サイトに書かれていないからです。
ちなみに、上記 3社のうち公式サイトに解約費用のことが書いてあるのは、エックスドメインだけです。
その他 2社は書かれていないため、サポートセンターに問い合わせました。
ここからは、上記3社は解約費用が不要という根拠を紹介していきます。
根拠:エックスドメイン公式サイトの情報
解約に料金はかかりますか?
ご利用期限内解約を申請いただきました場合、解約料金は一切必要ございません。
根拠:お名前.comサポートセンターの回答

解約料金は必要ですか?
ドメイン廃止にともなう解約料金は発生いたしません(後略)
問い合わせ日:2020年7月30日
根拠:ムームードメイン サポートセンターの回答

解約料金は必要ですか?
不要です。
問い合わせ日:2020年7月30日
紹介したドメイン業者以外は不明
先述したように、根拠を紹介した 3社以外の解約費用は不明です。
なぜかというと、すべての業者に問い合わせるのは大変だからです。
ただ、おそらくは無料です。
確かな答えが知りたい方は、各ドメイン業者のサポートセンターに確認してください。
契約料の返金は一切なし(確認したのは2社のみ)
ちなみに、ドメイン契約を解約しても「契約料の返金」は一切ありません。
契約期間がどのくらい残っているかに関わらずです。
具体例で説明すると、次のとおりです。
- 契約期間:2020年1月1日 〜 2020年12月31日(1年)
- 契約料金:1,000円
- 解約日:2020年1月1日(残りの契約期間 12ヶ月)
契約料の返還なし。
上記をみると分かるように、契約期間がスタートした時点で「契約料の返金」は一切ありません。
契約料
- ドメイン取得料
- ドメイン更新料
確認したのは、お名前.comとムームードメインのみ
ドメイン契約料の返金対応について確認したのは、お名前.comとムームードメインのみです。
なぜかというと、どのドメイン事業者の公式サイトにも明記されていないからです。
それは、お名前.comとムームードメインも同じです。
それなのに、なぜ、お名前.comとムームードメインは「契約料の返金がない」ことが分かるかというと、サポートセンターに問い合わせたからです。
ここからは、その問い合わせ結果を紹介します。
お名前.comサポートセンターの回答

契約期間が残っている場合、残りの日数分、返金されますか?
(前略)ドメイン有効期限までの残日数分については、返金対応はおこなっておりません。
問い合わせ日:2020年7月30日
ムームードメイン サポートセンターの回答

契約期間が残っている場合、残りの日数分、返金されますか?
返金はございません。
ドメインの有効期限までお客様の所有となります。
問い合わせ日:2020年7月30日
上記を見ると、どちらのドメイン事業者も「契約料の返金」を行なっていないことが分かるかと思います。
お名前.comとムームードメイン以外は不明
先述したように、お名前.com と ムームードメイン以外の返金対応については確認していません。
なぜかというと、すべての業者に問い合わせるのは大変だからです。
ただ、おそらくは同じです。
確かな答えが知りたい方は、各ドメイン業者のサポートセンターに確認してください。
以上で、解約費用は不要(ゼロ円)は終了です。
ドメイン移管料 = ドメイン会社を変更する時に支払う費用

最後に、ドメイン移管料について説明します。
なお、これから説明する内容は、下記2社の情報をもとにしたものです。
- お名前.com
- ムームードメイン
上記以外のドメイン業者の場合も、おそらくは同じです。
ただ、確証はありません。
上記 2社以外を利用する場合は、ドメイン移管をする際に確認してください。
ドメイン移管料 = ドメイン会社を変更する時に支払う費用
ドメイン移管料は、ドメイン業者を変更するときに支払う費用のことです。
具体的には次のような場合に支払います。
「お名前.com」で管理している「tk-create.com」というドメインを、
「ムームードメイン」で管理するように変更
ドメイン移管料を払うのは移管先(引っ越し先)のみ
ドメイン移管料を支払うのは、移管先(引っ越し先)のドメイン業者のみです。
下記の場合だと「ムームードメイン」にドメイン移管料を払います。
ドメイン業者を「お名前.com」から「ムームードメイン」へ変更(移管)
→ ムームードメインに移管料を支払う(お名前.comに対しては不要)
金額はドメイン業者とドメイン種類によって違う
ドメイン移管料の金額は、ドメイン業者とドメイン(末尾の)種類によって異なります。具体的には、以下のとおり。
ドメイン種類による価格の違い:ムームードメインの移管料
- com … 1,480円
- org … 1,680円
- info … 1,680円
税抜金額。2020年7月30日調べ。
ドメイン移管をすると、その年のドメイン契約料は不要

ドメイン移管をした場合、移管した年のドメイン契約料は不要です。
具体的には、以下のとおり。
ドメイン移管日:2020年1月1日( 1年契約)
2020年12月31日までの 1年間は、ドメイン契約料が不要
»»»参考:ドメイン移管(引っ越し) | ムームードメイン公式サイト
移管元(引っ越し前)への解約金は不要
ちなみに、ドメインを移管する際に、移管元(引っ越し前)のドメイン業者に解約金を支払う必要はありません。
具体例で説明すると以下のとおり。
ドメイン業者を「お名前.com」から「ムームードメイン」へ変更(移管)
→ お名前.comに解約金を支払う必要はない
以上で、「ドメイン移管料 = ドメイン会社を変更する時に支払う費用」は終了です。
おわりに
以上で、当記事は終了です。
当記事の内容が「これからドメインを取得する!」という人の少しでも役に立てば嬉しいです。
関連記事
当記事の内容が役にたったという方は、ぜひ、他の方に紹介してください。
- カテゴリ:
- ドメイン