初心者向け!URLとドメインの違い。ホスト名と通信プロトコルの意味を解説

ブログ初心者向けにURLとドメインの違いをわかりやすく説明します。実在するホームページのURLを使いながら説明しますのでスッキリと理解することができます。
「ドメインって何?」という方は、まず次の記事をご覧ください。
»»» 【初心者向け】ブログに必要なドメイン知識を完全解説!ドメインの意味~ブログで使う方法まで
筆者について
現役のウェブデザイナー。今年で9年目。 »»» 詳細プロフィール
URLとドメインの違い:ドメインはURLを構成する要素の1つ

↑ ドメイン
URLとドメインの違いは、ドメインは「URLを構成する要素の1つ」ということです。
次の画像を見てください。

上記は、ウェブブラウザで「Yahoo! JAPAN」を表示したものです。URL欄(赤色の矢印部分)には次の文字列が表示されています。
https://www.yahoo.co.jp
この文字列のなかにある「yahoo.co.jp」という部分がドメインです。
これだけでは理解しづらいと思いますので、具体例をいくつか紹介します。下記参照。
URL | ドメイン | サイト名 |
---|---|---|
https://www.amazon.co.jp | amazon.co.jp | Amazon |
https://www.google.com | google.com | |
https://tabelog.com | tabelog.com | 食べログ |
https://kakaku.com | kakaku.com | 価格.com |
ここまでの内容を読むと、ドメインとURLの違いがわかったかと思います。
参考までに、URLにある「https」と「www」について説明します。
httpsは通信プロトコル:データを送受信するときのルール(規格)

httpsは通信プロトコルです。通信プロトコルはデータを送受信するときのルール(規格)。イメージとしては下記と同じす。
- 電気のコンセントは〇〇という形にする
- パソコンの周辺機器の接続方法は「USB」で行う
- 携帯電話の「SIMカード」のサイズは〇〇にする
ルール…○○という規格で統一する
私たちがブログを見るときには、レンタルサーバーから画像などのデータをダウンロード(受信)しています。下記参照

このときに使用するルール(規格)を通信プロトコルと言います。
ちなみに、ウェブサイトの閲覧者からレンタルサーバーにデータを送信することもあります。たとえば通販サイトを利用するするときです。送信するデータは氏名、住所、クレジットカード番号などです。
通信プロトコルは2種類ある:HTTPSとHTTP
通信プロトコルは2種類あります。それは以下のものです。
- HTTP
- HTTPS
2つの違いは、送受信するデータを暗号化するかどうかです。具体的には以下のとおり。
- HTTP……暗号化しない
- HTTPS…暗号化する
別の言い方をすると、HTTPよりもHTTPSの方が安全にデータを送受信できます。
HTTPかHTTPSかはウェブサイトごとに違う
通信プロトコルがHTTPかHTTPSかは、ウェブサイトごとに違います。どちらを使っているかはウェブブラウザのURLを見るとわかります。次の画像はGoogleクロムで表示したときのものです。
↓ HTTP

※「保護されていない通信」と表示される
↓ HTTPS

※「鍵マーク」が表示される
HTTPにするかHTTPSにするかはウェブサイトの運営者が決めます。ブログで稼ぎたい方はHTTPSにしてください。理由は、次の記事をご覧ください。
»»» ブログを常時HTTPS化するの意味、稼ぎやすくなる理由を徹底解説
wwwはホスト名:ドメインを増やす(サブドメインを作る)ときに使う

wwwはホスト名です。ホスト名はドメインを分割するときに使います。別の言い方をすると、1つのドメインから複数のドメインを作るときに使用します。
具体的に説明します。
Yahoo! JAPANはホスト名を使っています。ホスト名を使って「yahoo.co.jp」から複数のドメインを作っています。下記参照
↓ 表はスクロール出来ます
サイト名 | URL | ホスト名 |
---|---|---|
Yahoo! JAPAN | https://www.yahoo.co.jp | www |
Yahoo!ニュース | https://news.yahoo.co.jp | news |
Yahoo!ショッピング | https://shopping.yahoo.co.jp | shopping |
上記をみると「ホスト名は1つのドメインから複数のドメインを作るときに使う」ことがわかるかと思います。
ちなみに、ホスト名を使って作ったドメインを「サブドメイン」といいます。Yahoo! JAPANの場合だと下記2つがサブドメインです。
- https://news.yahoo.co.jp/
- https://shopping.yahoo.co.jp/
独自ドメインを使えるようにすると、ホスト名が自動的に「www」になる
レンタルサーバーで独自ドメインを使えるようにすると、ホスト名が自動的に設定されます。ホスト名は「www」です。
たとえば、ドメイン会社で「sample.com」という独自ドメインを取得したとします。この場合ならば以下のとおりです。
- 独自ドメイン…sample.com
- URL…http://www.sample.com
ちなみに、上記URLから「www」を削除しても同じウェブサイトが表示されます。 わかりやすく説明すると以下のとおりです。
どちらのURLにアクセスしても同じサイトが表示される
- http://www.sample.com
- http://sample.com
URLは統一すべき:理由は検索順位に影響するから
同じウェブサイトを2種類のURLで表示できる状態は検索順位の面で不利になります。具体的には検索順位が上がりづらくなります。
したがって、検索順位を上げたい場合はURLを統一すべきです。先ほど紹介した具体例の場合ならば、ウェブサイトを表示できるURLを下記のどちらか1つにするべきです。
- http://www.sample.com
- http://sample.com
検索順位の面で不利になる根拠、URLを統一する方法については下記ページをご覧ください。
»»» 重複したURLを正規URLに統合する | Google 検索セントラル
以上で、当記事は終了です。