WEB歴 7年の専門家がホームページやブログ運営に役立つ情報を発信しています。

最終更新日:2020年1月9日

レンタルサーバーの契約の種類と違いについて

レンタルサーバーの契約の種類にはどんなものがあるのか、それぞれの違いは何か、についてわかりやすくまとめました。


筆者について+お願い

ウェブデザイナー歴7年。サーバーについては、現在学習中です。

そのため、記述している内容に間違いがあるかもしれません。その点は、あらかじめご了承ください。

共有サーバー(共用サーバー)とは

共有サーバーとは、レンタルサーバー業者が運用管理しているサーバーの一部を借りる契約形態のことです。

もう少し詳しくいうと、一つのサーバーを複数の契約者で一緒に使うのが共有サーバーです。イメージとしては、下の画像のような感じです。

一つのサーバーを複数の契約者で一緒に使うのが共有サーバー

画像の説明

① 1つのウェブサーバーを5人の契約者で一緒に使っている。

② そして、契約者はそれぞれ1つずつウェブサイトを運用している。

この場合、ウェブサーバーは 5つのウェブサイトのアクセスを処理することになる。

このように、一つのウェブサーバーを複数の契約者で一緒に使うのが共有サーバーです。

共有サーバーは、レンタルサーバーの契約形態のなかでもっとも費用が安く気軽に利用できるため、一番多く利用されています。

ちなみに、たんに「レンタルサーバー」という場合は、この「共有サーバー」のことを意味します。

参考知識

共有サーバーは「賃貸アパートの一室」と例えられることがよくあります。

これは、一つの建物を複数の人で使用するところが、一つのウェブサーバーを複数の契約者で使用する共有サーバーと似ているからです。

共有サーバーの長所

共有サーバーの長所は次の2点です。

  • 料金が安い
  • 管理が簡単(気軽に利用できる)

料金が安い

共有サーバーの利用料金は、非常に安く設定されています。

たとえば、ロリポップの場合は 月額300円で、PHP と MySQL を使用することができます。(2020年1月7日時点)

このように、共有サーバーの利用料金は、非常に安く設定されています。この点が、共有サーバーの長所の一つです。

管理が簡単(気軽に利用できる)

共有サーバーの場合、メンテナンスやセキュリティ対策といったサーバーの管理を、レンタルサーバー事業者が行ってくれます。

そのため、契約者はサーバーに関する専門的な知識を持っていなくても問題ありません。そして、管理にかかる手間と時間が不要なところも共有サーバーの長所の一つです。

共有サーバーの短所

共有サーバーの短所は次の2点です。

  • 他の契約者の影響を受ける
  • 自由度が低い(管理者権限がない)

他の契約者の影響を受ける

先述したように、共有サーバーは一つのサーバーを複数の契約者で一緒に使います。

そのため、他の契約者がウェブサーバーに大きな負荷をかけると、自分自身のウェブサイトにも悪影響が出ることがあります。

これが、共有サーバーの短所の一つです。

自由度が低い(管理者権限がない)

共有サーバーの場合、サーバー事業者が用意している環境をそのまま使用することになります。

具体的には、サーバー用のOS、使用できるプログラム言語、データベースの種類などを途中で追加したり変更したりする事はできません。(プランの変更が必要)

このように、自分のウェブサイトにあった環境にカスタマイズできない点が、共有サーバーの短所の一つです。

専用サーバーとは

専用サーバーとは、レンタルサーバー業者が所有するサーバーを一台丸ごと自分専用のものとして借りる契約形態のことです。

イメージとしては、下の画像のような感じです。

専用サーバーは、レンタルサーバー業者が所有するサーバーを一台丸ごと自分専用のものとして借りる契約形態のこと

画像の説明

① 1つのウェブサーバーを自分だけで使用。

② サーバーにあるのは、自分のウェブサイトだけ。

この場合、ウェブサーバーは自分のウェブサイトのアクセスだけを処理する。

このように、自分専用にウェブサーバーを丸ごと一台借りる契約形態のことを専用サーバーと言います。

参考知識

専用サーバーは「一戸建ての賃貸住宅」と例えられることがよくあります。

これは、一つの建物を自分(自分の家族)だけで使用するところが、ウェブサーバーを自分だけで使用する専用サーバーと似ているからです。

専用サーバーの長所

専用サーバーの長所は次の2点です。

  • 他の契約者の影響を受けない
  • 自由度が高い(管理者権限がある)

他の契約者の影響を受けない

先述したように、専用サーバーとは、レンタルサーバー業者が所有するサーバーを一台丸ごと自分専用のものとして借りる契約形態のことです。

言い換えると、ウェブサーバーを使用している他の契約者がいないということです。

専用サーバーは、レンタルサーバー業者が所有するサーバーを一台丸ごと自分専用のものとして借りる契約形態のこと

そのため、他の契約者によって自分の使っているウェブサーバーに負荷がかかるということがありません。つまり、悪影響を受けるリスクがありません。

また、ウェブサーバーの処理能力の全てを自分のために使用することができます。そのため、大量にアクセスがある時でもエラーを起こしづらいというメリットもあります。

これが、専用サーバーの長所の一つです。

自由度が高い(管理者権限がある)

専用サーバーの場合、サーバー用のOS、使用できるプログラム、データベースの種類などをすべて自分の好きなものにすることができます。

これも、専用サーバーの長所の一つです。

専用サーバーの短所

専用サーバーの短所は次の2点です。

  • 価格が高い
  • メンテナンス・セキュリティ管理が必要

価格が高い

専用サーバーの利用料金は、共用サーバーに比べるとかなり高額です。

たとえば、さくらの専用サーバーの一番安いプランで 月額 9,900円、初期費用 88,000円です。サーバーのスペックは次のとおりです。(2020年1月7日時点)

さくらの専用サーバー

  • CPU:Xeon 4コア 3.40GHz(最大3.8GHz)
  • メモリ:標準8GB
  • ストレージ:SATA HDD1tb

このように、専用サーバーの利用料金は、共用サーバーに比べるとかなり高額になります。この点が、専用サーバーの短所の一つです。

メンテナンス・セキュリティ管理が必要

専用サーバーの場合、メンテナンスやセキュリティ対策といったサーバーの管理は、利用者(契約者)自身が行う場合がほとんどです。

そのため、サーバーに関する専門的な知識が必要です。また、管理にかかる手間や時間が必要な点も専用サーバーの短所といえます。


専用サーバーにも、サーバーの管理をサーバー事業者が行ってくれる場合があります。

しかし、その場合は、自分でサーバー管理をするよりもコストが高くなるケースがほとんどです。

参考知識

サーバーの管理を利用者(契約者)自身が行うものを「セルフマネージドサーバー」、ホスティング事業者が行うものを「マネージドサーバー」といいます。

VPS(仮想サーバー)とは

VPSとは「Virtual Private Server」を略したもので、仮想サーバーを意味します。

VPSは、サーバーマシンをソフトウェアによって機能的に区分けして、一つのサーバーの中で独立した複数のサーバーを運用できるようにしたものです。

イメージとしては、下の画像のような感じです。

VPS(仮想サーバー)の説明イラスト

上の画像では、一台のサーバーマシンをソフトウェアによって機能的に区分けして、独立した5台のサーバーとして運用しています。

この 5台の仮想的に作られたサーバーのことを、VPS(仮想サーバー)と言います。

そして、仮想的に作られたサーバーを自分専用に1台まるごと借りる契約形態のことがVPSです。

共有サーバーとVPSの違い

共有サーバーとは、レンタルサーバー業者が運用管理しているサーバーの一部を借りる契約形態のことです。(下の画像参照)

一つのサーバーを複数の契約者で一緒に使うのが共有サーバー

そして、VPS(仮想サーバー)もレンタルサーバー業者が運用管理しているサーバーの一部を借りる契約形態のことです。(下の画像参照)

VPS(仮想サーバー)の説明イラスト

どちらもサーバー業者が運用管理しているサーバーの一部を借りるという点は同じです。

VPSと共有サーバーの違いは、サーバーマシンをソフトウェアによって機能的に区分けしているかどうかという点です。

VPSの各サーバーには、OS、ウェブサーバーソフトなどが個別にインストールされおり、CPUやメモリといったリソースも、独立したものとして割り当てられています。

したがって、VPSは、同じウェブサーバーを使用している他の契約者の影響を受けることが少ないのが特徴です。

VPS(仮想サーバー)の長所

VPS(仮想サーバー)長所は次の3点です。

  • 性能と価格のバランスが良い
  • 他の契約者の影響を受けない
  • 自由度が高い(管理者権限がある)

性能と価格のバランスが良い

VPSの性能は、共用サーバーに比べて高く設定されていることがほとんどです。

そして、その性能の高いサーバーを比較的リーズナブルな料金で使用できます。たとえば、次のような感じです。

さくらのVPS

  • CPU:仮想4コア
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:SSD 200GB

  • 月額:3,200円〜
  • 初期費用:無料

このように、高性能なサーバーをリーズナブルな価格で使用できるところが、VPS(仮想サーバー)の長所の一つです。

他の契約者の影響を受けない

VPSは、仮想的ですが自分だけの専用サーバーです。

VPS(仮想サーバー)の説明イラスト2

そのため、他の契約者によって自分の使っているウェブサーバーに負荷がかかるということがありません。つまり、悪影響を受けるリスクがありません。

また、ウェブサーバーの処理能力の全てを自分のために使用することができます。そのため、大量にアクセスがある時でもエラーを起こしづらいというメリットもあります。

これも、VPS(仮想サーバー)の長所の一つです。

自由度が高い(管理者権限がある)

VPS(仮想サーバー)の場合、サーバー用のOS、使用できるプログラム、データベースの種類などをすべて自分の好きなものにすることができます。

これも、VPS(仮想サーバー)の長所の一つです。

VPS(仮想サーバー)の短所

VPS(仮想サーバー)の短所は次の点です。

  • メンテナンス・セキュリティ管理が必要

メンテナンス・セキュリティ管理が必要

VPS(仮想サーバー)の場合、メンテナンスやセキュリティ対策といったサーバーの管理は、利用者(契約者)自身が行う場合がほとんどです。

そのため、サーバーに関する専門的な知識が必要になります。また、管理にかかる手間や時間が必要な点も専用サーバーの短所といえます。


VPS(仮想サーバー)にも、サーバーの管理をサーバー事業者が行ってくれる場合があります。

しかし、その場合は、自分でサーバー管理をするよりもコストが高くなるケースがほとんどです。

参考リンク:クラウドVPS「VPSのマネージドサービス」

クラウドサーバーとは

クラウドサーバーは、基本的に「VPS」の一種です。

したがって、サーバーマシンをソフトウェアによって機能的に区分けして一つのサーバーの中で独立した複数のサーバーを運用できるようする、という点はVPSと同じです。

VPS(仮想サーバー)の説明イラスト

また、クラウドといっても実際には物理的なサーバーを使用していますので、この点もVPSと同じです。

クラウドサーバーとVPSの違い

クラウドサーバーとVPSの違いは次の点です。

  • サーバーの性能を細かく設定できる
  • 契約後のリソースの増減が自由
  • 料金体系が従量制

それぞれについて、順番に説明します。

サーバーの性能を細かく設定できる

クラウドサーバーはVPSに比べて、サーバーのリソース(CPU・メモリ・ストレージの量など)を細かく設定することができます。

そのため、クラウドサーバーの方がVPSよりも自分の運用するウェブサイトの規模にあったサーバーを選ぶことができます。

たとえば、下の画像のような感じです。

クラウドサーバーの説明イラスト

画像の説明

サイト B のサーバー … サイト A のサーバーの 2 倍のリソース

サイト C のサーバー … サイト A のサーバーの 3 倍のリソース

このように、クラウドサーバーはVPSよりも、サーバーのリソース(CPU・メモリ・ストレージの量など)を細かく設定することができます。

契約後のリソースの増減が自由

クラウドサーバーは、契約の途中でもサーバーのリソース(CPU・メモリ・ストレージの量など)を自由に増減させることができます。

一方、VPSの場合は、サーバーのリソース(CPU・メモリ・ストレージの量など)を増減するためには、一旦契約を解除してから再契約を行う必要があります。

料金体系が従量制

クラウドサーバーの料金体系は、月額制ではなく従量制が基本です。

ちなみに、従量制とはサーバーの通信量やCPUの使用量で、サーバーの費用が変動する料金体系のことです。

これに対して、VPSの料金体系は、月額〇〇円とあらかじめ決まっている完全月額固定料金制です。

クラウドサーバーの長所と短所

クラウドの長所と短所はVPSとほぼ同じです。

そのため、ここではクラウド特有の短所(注意点)について説明します。

費用がいくらになるか分からない

先述したように、クラウドサーバーの料金体系は従量制です。そのため、サーバーの費用がいくらになるかは、実際に運用してみないと分かりません。

この費用がいくらになるか分からない点が、クラウドサーバーの短所です。


具体例で説明

たとえば、ウェブサイトがテレビで紹介されたり、SNSで話題になったとします。

そうすると、予想もしていないほどの大量アクセスが、ウェブサイトに発生することがあります。

大量にアクセスがあるとサーバーの通信料も大幅に増えます。そうすると、クラウドサーバーの料金は従量制なので、費用も大幅に増えます。


上記のようなケースがあるため、予算が立てづらいというデメリットがあります。

この点が、クラウドサーバーの短所であり注意点です。


おわり

以上で、当記事の内容は終了です。

当記事の内容が役にたったという方は、他の方に紹介していただけると嬉しいです。

— スポンサーリンク— 

タグ:

これからブログを始めたい人にオススメの記事

トップへ戻るボタン