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最終更新日:2020年6月21日

Web(ウェブ)サーバーとは

Web(ウェブ)サーバーとは?

WEbサーバーの役割、Webサーバーを構築するために必要なものは何か、についてわかりやすくまとめました。

Web(ウェブ)サーバーとは

はじめに、Web(ウェブ)サーバーについて大まかに説明をします。

WEBサーバーソフトとクライアント(ウェブブラウザ)の関係を説明したイラスト

Webサーバーとは、ウェブブラウザからの要求に対して、ウェブページを表示するのに必要なデータを送信するためのサーバーのことです。

ちなみにウェブブラウザとは、インターネットを見るときに使用するアプリケーションソフトのことです。代表的なものに、次のようなものがあります。

ウェブブラウザ

  • Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)
  • Microsoft Edge(エッジ)
  • Google Chrome(クロム)
  • Mozilla Firefox(ファイアーフォックス)
  • Safari(サファリ)

Web(ウェブ)サーバーを構成するもの

ウェブサーバーは、次のもので構成(構築)されています。

Webサーバーを構築するもの

  • サーバー用コンピュータ
  • サーバー用OS
  • Webサーバーソフト

上記内容の詳しい説明については後述しています。


以上が、Web(ウェブ)サーバーの大まかな説明です。

ここからは「ウェブサーバーの役割」と「構築するために必要なもの」について、それぞれ詳しく説明していきます。

Web(ウェブ)サーバーの役割

WEBサーバーソフトとクライアント(ウェブブラウザ)の関係を説明したイラスト

先述したように、Webサーバーはウェブブラウザからの要求に対して「ウェブページを表示するのに必要なデータ」を送信するためのサーバーのことです。

ただし、データを送信することだけが、ウェブサーバーの仕事ではありません。

ウェブページにプログラムが使用されている場合は、そのプログラムを処理して「送信するためのデータ」を作る必要があります。

したがって、Webサーバーの役割は次の2つになります。

Webサーバーの役割

  • ウェブページのデータを送信
  • ウェブページの作成(プログラム・データベースを使用)

ここからは、それぞれの役割について詳しく説明していきます。

ウェブページのデータを送信

WEBサーバーソフトとクライアント(ウェブブラウザ)の関係を説明したイラスト

まず、ウェブページのデータを送信する役割について説明します。

たとえば、ウェブブラウザから「https://tk-create.com/」にあるウェブページが見たい、という要求があったとします。

この場合、Webサーバーは次のようなデータをウェブブラウザに送信します。

「https://tk-create.com/」の表示に必要なデータ

  • HTML
  • CSS
  • 画像・動画
  • JavaScript

このように「ウェブページを見たい」というウェブブラウザからの要求に対して、ページの表示に必要なデータを送信することが、ウェブサーバーの一つ目の役割です。

ウェブページの作成(プログラム・データベースを使用)

WEBサーバーソフトとクライアント(ウェブブラウザ)の関係を説明したイラスト2

次に、ウェブページを作成する役割について説明します。

ウェブページ(ウェブサイト)の中には、PHPなどのプログラムや MySQLなどのデータベースを使用しているものがあります。

具体例をあげると「WordPress」です。WordPress は PHP と MySQL を使用しています。

このような場合ウェブサーバーは、ウェブブラウザにデータを送信する前に「まず」送信するウェブページのデータを作成します。

WEBサーバーソフトとアプリケーションサーバーの関係を説明したイラスト

具体的には、次のような順番でウェブページのデータを作成します。

サーバー側の処理のながれ

  1. ウェブサーバーから APサーバーへプログラム処理を依頼
  2. APサーバーでプログラムの処理を開始
  3. プログラムの中でデータベースを使用している場合はDBサーバーにアクセス
  4. プログラムの処理結果をAPサーバーからウェブサーバーへ渡す

  • APサーバー…アプリケーションサーバー
  • DBサーバー…データベースサーバー

このように、ウェブページ(ウェブサイト)にプログラムやデータベースが使用されている場合は、ウェブサーバーは「まず」送信するウェブページのデータを作成します。

これが、ウェブサーバーの二つ目の役割です。

Web(ウェブ)サーバーを構成するもの

Web(ウェブ)サーバーを構築するために必要なものは、次の3つです。

Webサーバーを構築するために必要なもの

  • サーバー用コンピュータ
  • サーバー用OS
  • Webサーバーソフト

それぞれについて、詳しく説明します。

サーバー用コンピュータ(ハードウェア)

サーバー用コンピュータをわかりやく表現すると、365日稼働し続けてもトラブルを起こさないように設計(強化)されたパソコンです。

構成するパーツは一般向けのパソコンと基本的には同じです。

ウェブサーバーを構成するパーツ

  • CPU
  • メモリ
  • 記憶装置(ハードディスクやSSD)
  • マザーボード

サーバー用コンピュータとパソコンの違い

サーバー用コンピュータと一般向けのパソコンの違いは、耐障害性能の高さです。

たとえば、サーバー用コンピュータは一般向けのパソコンに比べ、非常に信頼性の高い(高価な)ものを各パーツに使用しています。具体的には次のようなものです。

  • CPU…マルチでの使用に対応したインテルの「Xeon(ジーオン)」
  • メモリ…エラー訂正や信号補正ができる「Registeredメモリ」
  • マザーボード…複数のCPUや大量のメモリを搭載できるもの
  • 記憶装置(ハードディスク)...RAID
  • ネットワークアダプタ
  • 電源(安定)
  • 冷却システム(強力)

それぞれのパーツの信頼性が高いことに加え、サーバー用コンピュータはシステムを稼働したままハードウェアの換装やアプリのアップデートができるようになっています。

このように、サーバー用コンピュータは常時稼働し続けられるよう安定性と信頼性を重視して作られています。この点がパソコンとの大きな違いです。

参考知識(パーツの説明)

ECCメモリ…エラー訂正機能付きのメモリ

Registeredメモリ…エラー訂正機能に加えて電気信号の補正・強化回路を備えたメモリ

サーバー用OS

サーバー用 OSの役割は、パソコンと同様にハードウェアとソフトウェア(サーバーソフト)の間をつなぐことです。

具体的には、動作するソフトウェア(サーバソフト)のプロセス管理やメモリ管理、ハードウェアのデバイス制御などを行います。

したがって、サーバー用 OSの基本的な役割はパソコン用OSと同じです。

サーバー用OSとパソコン用OSの違い

サーバー用OSとパソコン用OSの違いは、安定性と信頼性です。

サーバー用OSの方がパソコンOSよりも優れています。

具体的には、サーバー用OSはパソコンOSに比べフリーズ(処理不能状態になること)などの不具合を起こしにくくなっています。

また、サーバー用OSは「アップデートや各種メンテナンス」を起動しままま行えるようにもなっています(電源を切ったり、再起動が不要)。

サーバー用OSの種類

代表的なサーバー用OSには、次のものがあります。

  • Linux系OS
  • Windows Server
  • Unix系OS

そして、この中で一番使用されているのが「Linux系OS」です。

Webサーバーソフト

WEBサーバーソフトとは、下の画像のように OS(オペレーションシステム)の上で「ウェブページの表示などを専門で担当する」ソフトウェアのことです。

WEBサーバーソフトとOSの関係を説明したイラスト2

パソコンで言うところの「Windows」などのOSの上で動く「Word」などのアプリケーションソフトの部分がウェブサーバーソフト、と考えるとわかりやすいかと思います。

WEBサ
ーバーソフトとOSの関係を説明したイラスト3

具体例をあげると「Linux」というOSの上で動いている「Apache」というソフトウェアがWebサーバーソフトです(下の画像参照)。

WEBサ
ーバーソフトとOSの関係を説明したイラスト4

ちなみに、WebサーバーソフトのことをWebサーバーと呼ぶこともあります。

Webサーバーソフトの種類

代表的なウェブサーバーソフトには、次のものがあります。

  • Apache HTTP Server(アパッチ)
  • マイクロソフト IIS(Internet Information Service)
  • NGinx(エンジンエックス)
  • LiteSpeed

このなかで、現在、一番使用されているのが「Apache HTTP Server」です。

しかし、「Apache」が一番優れているという訳ではありません。次のリストは、Webページを表示する処理が早い順番で並べたものです。

ウェブページの表示速度が早い順

  1. LiteSpeed
  2. NGinx(エンジンエックス)
  3. Apache HTTP Server(アパッチ)

「マイクロソフト IIS」はレンタルサーバーで使用されることがほぼ無いため除外。

上記をみるとわかるように「LiteSpeed」が一番早く、その次に「NGinx」、そして最後に「Apache」という順番になります。

このことから「Apache」の性能が優れているから一番多く使用されている、という訳では無いことがわかります。

現在、「Apache」が一番多く利用されている理由は「古くから使用しているものを、新しいものに切り替えていない」からです。

おそらく、今後は「Apache」以外のWebサーバーソフトが使用される割合がドンドンと増えていくのではないかと思います。


以上で、当記事の内容は終了です。

参考書籍の紹介

当記事の内容は下記書籍を参考にさせていただいています。

「一冊でキッチリ身につく サーバーの基本としくみ」リンクアップ  (著)

「一冊でキッチリ身につく サーバーの基本としくみ」リンクアップ (著)


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