被リンクの意味・SEO効果をやさしく説明!調べ方・増やす方法も紹介

当記事は、SEO対策の初心者向けに「被リンク」のことを、イラストや具体例を使って分かりやすく説明したものです。
当記事を読むと、
- 言葉の意味
- 検索順位への影響
- 被リンク数の調べかた
- 被リンクを方法
をスッキリと理解することができます。
被リンクとは外部サイトから自分のサイトに貼られたリンク
まず、被リンクについて大まかに説明します。
被リンクとは、「外部のホームページ」から「自分のホームページ」に向けて貼られたリンクのことです(ホームページ=ウェブサイト)。
図にすると、以下のとおり。

上の画像にある「ウェブサイトBからウェブサイトAに向けて貼られたリンク」が被リンクです。
このように、「外部のホームページ」から「自分のホームページ」に向けて貼られたリンクのことを被リンクといいます。
ちなみ、自分のウェブサイト(ホームページ)内の別ページに移動するためのリンクのことを「内部リンク」と言います。
»»» 参考:内部リンクとは?SEOで重要な理由は?をスッキリ解決!
以上で、被リンクとは外部サイトから自分のサイトに貼られたリンク、は終了です。
Googleが被リンクと判断するのは異なるドメインから貼られたリンク
次に、Googleが被リンクとみなす判断基準について説明します。
Googleが被リンクと判断するのは、異なるドメインから貼られたリンクです。
具体的には、以下のようなドメインです。
具体例:異なるドメイン
- amazon.com
- tk-create.com
- yahoo.co.jp
ちなみに、下記リストのドメインは「同じドメイン」と Googleは判断します。
具体例:同じドメインと判断する
- tk-create.com
- sub.tk-create.com
二つとも「tk-create.com」の部分が同じ
したがって、上記「同じドメインと判断する」のドメイン同士で貼られたリンクを、Googleは被リンクと判断しません。
異なるドメインかどうかの判断方法は、後ほど説明します。
根拠は Googleサーチコンソールの被リンク調査ツール

異なるドメイン同士で貼られたリンクしか被リンクにならないという根拠は、Googleサーチコンソールの「被リンク調査ツール」の結果です(上の画像参照)。
このツールで被リンクとして表示されるのは、先ほど説明した「異なるドメイン同士」のリンクだけです。
異なるドメインかどうかの見分けかた:ルートドメインが違うか
Googleが「異なるドメイン」と判断するかどうかは、二つのドメインの「ルートドメイン」が違うかどうかで判断します。
具体的には、以下のとおり。
- ルートドメインが違う = 異なるドメイン
- ルートドメインが同じ = 同じドメイン
ルートドメイン = ドメイン事業者から購入するドメイン
ルートドメインをものすごく簡単に説明すると、ドメイン事業者から購入する独自ドメインのことです。
先ほどの具体例をもう一度見てください。
ルートドメインが違う
- amazon.com
- tk-create.com
- yahoo.co.jp
上記 3つを使用するためには、それぞれのドメイン(3つのドメイン)をドメイン事業者から購入する必要があります。
したがって、上記 3つはルートドメインが違います。
ルートドメインが同じ
- tk-create.com
- sub.tk-create.com
二つとも「tk-create.com」の部分が同じ
上記 2つを使用するためには、「tk-create.com」というドメインを 1つドメイン事業者から購入すればOKです。
したがって、上記 2つは同じルートドメインです。
»»»関連記事:【初心者向け】サブドメインとサブディレクトリの違いを徹底解説!
以上で、Googleが被リンクと判断するのは異なるドメインから貼られたリンク、は終了です。
SEO効果:被リンクが多いほど検索順位は上がりやすい
次に、被リンクが検索順位に与える影響(SEO効果)について説明します。
被リンク数が多いほどホームページの検索順位は上がりやすくなります。
なぜかというと、Googleがホームページの検索検索順位を決める判断材料に、被リンク数を使用しているからです。
根拠は、Google 公式サイトにある以下の記述です。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
(前略)Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としている(後略)
上記の文章を読めば、被リンクの数が多いほどホームページの検索順位は上がりやすくなる、ということが分かるかと思います。
同じコンテンツでも被リンクの数で検索順位は変わる
ちなみに、ホームページ(ブログ記事)の内容が同じでも、被リンクの数で検索順位は違ってきます。
具体的には、被リンク数が多いほど検索結果の上位にホームページが表示されます。
なぜかというと、先述したように、Googleがホームページの検索検索順位を決める判断材料に被リンク数を使用しているからです。
したがって、検索順位を上げるためには(SEO対策では)被リンクを増やすことが、とても重要です。
以上で、SEO効果:被リンクが多いほど検索順位が上がりやすい、は終了です。
被リンクを調べる方法【無料】
ウェブサイトの被リンクは、Googleサーチコンソールで簡単に調べることができます。
Googleサーチコンソールで分かることは以下のとおり。
- 「どのページに」被リンクがあるか
- 「どのサイトから」リンクが貼られているか
上記二つを調べる方法について、順番に説明していきます。
どのページに被リンクがあるかを調べる方法
まず、外部サイトからリンクが貼られているのは「どのページなのか」を調べる方法について説明します。
手順1:Googleサーチコンソールにログイン
はじめに、Googleサーチコンソールにログインをします。
そうすると、手順2で紹介するページが表示されます。
手順2:左側メニューにある「リンク」をクリック

上画像のページが表示されたら、左側にあるメニューの「リンク」をクリックします。
そうすると、「リンク」ページが表示されます。
手順3:「上位のリンクされているページ」という項目の「詳細 >」をクリック

「リンク」ページが表示されたら、そのなかにある「上位のリンクされているページ」という項目の「詳細 >」をクリックします(上画像の赤枠部分)。
そうすると、「上位のリンクされているページ - 外部」というページが表示されます(下画像を参照)。

「上位のリンクされているページ - 外部」に表示されているURLの右側にある「参照リンク」の数が、そのページに貼られている被リンク数です。
つまり、参照リンクの数が1以上のページには、被リンクがあるということです。
どのウェブサイトからリンクが貼られているのかを調べる方法
次に、「どのサイトからリンクが貼られているのか」を調べる方法を紹介します。
手順1:Googleサーチコンソールにログイン
まず、Googleサーチコンソールにログインをします。
そうすると、手順2で紹介するページが表示されます。
手順2:左側メニューにある「リンク」をクリック

上画像のページが表示されたら、左側にあるメニューの「リンク」をクリックします。
そうすると、「リンク」ページが表示されます。
手順3:「上位のリンク元サイト」という項目の「詳細 >」をクリック

「リンク」ページが表示されたら、そのなかにある「上位のリンク元サイト」という項目の「詳細 >」をクリックします(上画像の赤枠部分)。
そうすると、「リンク>上位のリンク元サイト」というページが表示されます。

表示された「リンク>上位のリンク元サイト」を見れば、「どのウェブサイトからリンクが貼られているのか」がわかります。
以上で、被リンクを調べる方法【無料】、は終了です。
被リンクを増やす方法【ホワイトハットSEO】
被リンクを増やす方法は、ホームページを見てもらう機会を増やすことです。
具体的に行うことは、以下のとおり。
- ライバルの少ない検索キーワードで記事作成する
- SNS(Facebook,Twitter)でブログ記事を宣伝する
上記2つについて、簡単に説明していきます。
1. ライバルの少ない検索キーワードで記事作成する
被リンクを増やす一つ目の方法は、SEO対策をしているホームページが少ない検索キーワードで、上位表示するためのブログ記事を書くことです。
一言でいうと、ライバルの少ない検索キーワードでブログ記事を作成することです。
その理由は、以下のとおり。

»»» 関連記事:【初心者向け】Mozのドメインパワーを上げる方法をやさしく解説
2. SNS(Facebook,Twitter)でブログ記事を宣伝する
被リンクを増やす二つ目の方法は、Facebook や Twitter(以下、SNS)でブログ記事を宣伝することです。
その理由は、先述したようにホームページを見てもらう機会を増やすためです。
なぜ、SNSでブログを宣伝するとホームページを見てもらう機会が増えるかというと、
- SNSと検索エンジンではブログを表示する仕組みが違う
- 検索エンジンを使用しない人にブログを知ってもらえる
からです。
参考
Twitterの場合は、ハッシュタグを上手に活用する
以上で、被リンクを増やす方法【ホワイトハットSEO】は終了です。
被リンクを増やす際の注意点【ブラックハットSEO】
最後に、被リンクを増やす際の注意点を紹介します。
それは、以下のことをしないことです。
- お金を払ってリンクを貼ってもらう(被リンクを購入)
- インターネット掲示板に自分のウェブサイトへのリンクを貼る
- 相互リンクページの利用
なぜかというと、Googleからペナルティを受けてホームページの検索順位が下がるからです。根拠については、次のページをご覧ください。
ちなみに、Googleをだまして検索順位を上げようとする行為を、専門用語で「ブラックハットSEO」と呼びます。
参考:Googleデジタルワークショップに記述されている注意点
Googleのサービス「Googleデジタルワークショップ」には、被リンクの注意点として以下の記述があります(ユーザー登録しないと見ることができません)。
(前略)質の低いウェブサイトとは、他のウェブサイトへのリンクのためだけに存在していて、関連性がほとんどないようなウェブサイトのことです。
検索エンジンは、このようなウェブサイトの評価を低くして、検索結果の表示位置を落とすようにしました(後略)
上記文章の意味をわかりやすく説明すると、以下のとおり。
他のウェブサイトへのリンクのためだけに存在
意味:リンクを貼る目的で作成されたサイト(ホームページ)
関連性がほとんどないウェブサイト
具体例:「SEO」について書かれたサイトと「ダイエット」について書かれたサイト
検索結果の表示順位を落とす
上記二つからリンクを貼られたウェブサイトの検索順位を落とす
以上で、被リンクを増やす際の注意点【ブラックハットSEO】は終了です。
おわり
以上で、当記事は終了です。
当記事を読んで、「被リンクのことが理解できた!」という方が少しでもいれば嬉しいです。
当記事の内容が役にたったという方は、他の方に紹介していただけると嬉しいです。
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