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最終更新日:2019年12月26日

HTTPSとは?検索順位(SEO)に影響はあるのか?

HTTPS化されているウェブサイトのイメージイラスト

ウェブサイトの常時 HTTPS化ができていないとSEO(検索順位)に悪影響!

という情報を見たことはありませんか?

その情報は真実です。そして、今後はもっと…

当記事は「常時 HTTPS化ってなに?」という方を対象に、その意味や SEO(検索順位)への影響などを、わかりやすく説明したものです。

HTTPSとは

HTTPは閲覧者がウェブサイトを安全に見ることが出来るようにするための通信方法

HTTPS を、ものすごく簡単に表現すると、閲覧者がウェブサイトを安全に見ることが出来るようにするための通信方法、となります。

具体的には、ウェブサイトの閲覧者を次のリスクから守ります。

閲覧者のリスク

  • 個人情報が盗まれる(クレジットカードなど)
  • インターネットでの取引内容の改ざん
  • 詐欺サイト

上記のリスクから閲覧者を守り、ウェブサイトを安全に見ることが出来るようにするために開発された通信方法が、HTTPSです。

HTTPSには、リスクを防ぐために次のような仕組みがあります。

安全を確保するための仕組み

  • 盗聴防止…暗号化通信
  • 内容の改ざん防止…メッセージダイジェスト
  • 詐欺サイト(なりすまし)防止...SSLサーバー証明書

HTTPS と HTTPS(SSL)は同じ

HTTPS(SSL)という言葉を目にすることがあるかと思いますが、意味は HTTPS と同じです。2つに違いはないので、気にする必要はありません。

言葉の意味は同じ

HTTPS = HTTPS(SSL)

HTTPSは「HTTP over SSL/TLS」の略

インターネットでウェブページを表示するためには、HTTPという通信プロトコルを使用しています。

そのHTTPという通信プロトコルをSSLという仕組みで暗号化したものがHTTPSです。英語で表現すると次のようになります。

HTTP over SSL / TLS

上記の表現を省略したものが HTTPSです。HTTPS(SSL)は、この省略のしかたが少し違うという感じです。したがって、2つの意味は同じです。

参考知識

SSLとTLSは、どちらもHTTPを暗号する仕組みのこと。SSLよりTLSの方が新しい技術でセキュリティが高い。

現在、HTTPSで使用されているのはTLSだが、HTTPS(TLS)ではなく HTTPS(SSL)と表現されることが多い。

ウェブサイトが HTTPS化されているかの確認方法

ウェブサイトが HTTPS化されているかどうかは、URLを見ればすぐに確認できます。

HTTPS化されているウェブサイトの URLは、先頭部分が「https」になっています。具体的には、次のようなURLになります。

https: //tk-create.com(当ウェブサイトのトップページ)

また、HTTPS化されたウェブサイトをウェブブラウザで表示すると、下の画像のようにURLの左側に鍵(カギ)マークがつきます。

HTTPS化されているホームページを、Google Chromeで表示したパソコン画面のスクリーンショット画像

ちなみに、HTTPS化されたウェブサイトをウェブブラウザで表示すると、下の画像のようにURLの左側に「保護されていない通信」と表示されます。

HTTPS化されていないホームページを、Google Chromeで表示したパソコン画面のスクリーンショット画像

このように、ウェブサイトが HTTPS化されているかどうかは、誰でも簡単に確認することができます。

HTTPS化がSEO(検索順位)に与える影響

HTTPS 化されていないウェブサイトは、HTTPS化されているウェブサイトに比べて検索結果の上位に表示されづらくなるようになっています。

そのように言いきる理由は、Googleの公式サイトに次のような記述があるからです。

(前略)すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています(後略)

(前略)検索順位に与える影響として、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます(後略)

引用:HTTPS をランキング シグナルに使用します

上記の文章は、2014年にGoogleが発表した「HTTPS をランキング シグナルに使用します」という記事の一節です。

文章のなかに、1%未満ですがクエリ(検索結果)に影響するとハッキリと書かれています。したがって、サイトのHTTPS化は、SEO(検索順位)に影響があるといえます。

HTTPS 化がSEOに与える影響

2014年より HTTPS 化されていないと、検索結果の上位に表示されにくくなった。

HTTPS化が検索順位に影響するケース

ウェブサイトの HTTPS化が検索順位に影響をするのは、どのようなケースなのかを具体的に説明していきます。

あるキーワードの検索順位を争っている 2つのウェブサイトがあるとします。コンテンツの質は同程度で、どちらが検索順位の上位に表示されてもおかしくないとします。

このような場合に、ウェブサイトをHTTPS化しているかどうかが検索順位に影響します。イメージとしては次のような感じです。

コンテンツの質 + HTTPS化の有無

90点 + 1点 = 91点(HTTPS化している)

90点 + 0点 = 90点(HTTPS化していない)

上記のような計算から、HTTPS化しているウェブサイトの方が HTTPS化していないものに比べ検索結果の上位に表示されます。

HTTPS化の影響は今後ますます大きくなる

ウェブサイトの HTTPS 化が検索順位に与える影響は、今後ますます大きくなります。

その根拠は、Googleの公式サイトにそのように記述されているからです。先ほど紹介した Google公式サイトの引用文を再び掲載します。

検索順位に与える影響として、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。

引用:HTTPS をランキング シグナルに使用します

上記の文章を見ると「これから長い期間をかけて強化していきます」と書かれているのがわかるかと思います。

このように、HTTPS 化が検索順位に与える影響は、今後ますます大きくなります。

Googleは 2019年も HTTPS化を重要視

2019年、Googleは、Chromeブラウザで https と http の混在コンテンツの扱いを段階的に厳しくしていくと発表しました。

このことから、HTTPS化が検索順位に影響を与えるようになってから 5年が経過した今も、Googleが HTTPS 化を重要視していることが分かります。

したがって、今後も HTTPS化が検索順位に与える影響は、ますます大きくなるのは間違いないと言えるかと思います。

参考:混在コンテンツとは

混在コンテンツとは、ウェブページのなかで https と http の両方を使っていることを意味します。たとえば、次のようなケースです。

例:
ウェブページは https 化されているが、そのなかで使用されている画像やJavaScriptなどが http で配信されている場合

このような場合、httpで配信されている画像が表示されなかったり JavaScript が読み込まれなかったりします。

ウェブサイトを HTTPS 化する際に必要なSEO

ウェブサイトをHTTPS化すると、URLの先頭が「http」から「https」に変わります。具体的には、次のとおりです。

http://tk-create.com/ … 変更前「http」

https://tk-create.com/ … 変更後「https」

このURLの変更にともない、次のSEO作業が必要になります。

  1. Google サーチコンソールへ新規ドメインを登録
  2. hhttp から httpsへ 301 リダイレクト
  3. サーチコンソール「アドレス変更」ツール
  4. canonicalタグに設定したURLをhttpsに変更

それぞれの作業について順番に説明していきます。

Google サーチコンソール に新規ドメインを登録

まずは、HTTPS化した際に変わったウェブサイトのURL(ドメイン)を、Googleサーチコンソールに登録します。(httpsを登録)

理由は、検索エンジンが「http」と「https」で始まるURL(ドメイン)を、それぞれ別のウェブサイトのものと判断してしまうからです。

Google公式サイトにも次のような記述があります。

Search Console では HTTP と HTTPS を別々に扱うため、このプロパティのデータは Search Console で共有されません。

引用:URLの変更を伴うサイト移転

したがって、まずは、HTTPS化した際に変わったウェブサイトのURL(ドメイン)を、Googleサーチコンソールに登録する必要があります。そうしないと、HTTPS化されたウェブサイトの状態をサーチコンソールで確認することができません。

http から httpsへ 301 リダイレクト

次に、HTTP化する前のウェブサイトのURL「http」へのアクセスを、HTTPS化後のウェブサイトのURL「https」へ転送するための設定をします。

転送例

http://tk-create.com → https:tk-create.com へ転送

転送する目的は、ウェブサイトのURLが変更されたことをユーザーや検索エンジンに知らせるためです。

新しいURLに転送する必要があるもの

  • 旧URLへアクセスしたユーザー
  • 検索エンジンのクローラー
  • 外部リンクの評価

具体的な方法:「.htaccess」に 301リダイレクトを記述

転送するための設定は「.htaccess」ファイルを使用して行います。

「.htaccess」ファイルに http から https へ
301リダイレクトするように記述して、ウェブサーバーに設置します。「.htaccess」ファイルの詳しい書き方については、別の記事で紹介できたらと思います。

サーチコンソール「アドレス変更」ツール

次に、Googleサーチコンソールの「アドレス変更」ツールを使って、検索エンジンにドメインを変更したことを通知します。

詳しい手順については「常時HTTPS化のためドメイン名を変更。その際のSEO作業まとめ」で紹介していますので、そちらをご覧ください。

canonicalタグに設定したURLをhttpsに変更

最後に、ウェブページの canonicalタグに設定しているURLを、http から https に変更します。具体的には、次のとおりです。

HTTPS移行前↓


<link rel="canonical" href="http://tk-create.com/seo/search-console/" />

HTTPS移行後↓


<link rel="canonical" href="https://tk-create.com/seo/search-console/" />

以上で、ウェブサイトを HTTPS 化する際に必要なSEO作業の説明は終了です。

ここまでの説明を読んで、HTTPS化する際のSEO作業は「大変」「面倒くさい」と感じた人は多いかと思います。

しかし、HTTPSが検索順位に与える影響は今後ますます大きくなるはずなので、早めに対策しておくことをお勧めします。


おわり

以上で、当記事の内容は終了です。

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