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最終更新日:2019年11月1日

共有ドメインを使うSEOリスク

ウェブサイトにドメインを設定するイメージイラスト

ウェブサイトの運営には、独自ドメインを使用するほうが良いと聞いたけれど、理由が分からない...

無料ドメインのほうがお得な気がするけれど、なぜダメなの?

といった方を対象に、共有ドメインを使用することで起こるかもしれないSEOリスクについて説明します。

共有ドメインとは

共有ドメインとは、1つのドメインを複数のユーザーで一緒に使うことです。

具体的には、次のようなサービスで無料提供されています。

共有ドメインを提供しているサービス

  • ブログ … アメブロ、FC2、note、はてなブログ
  • ホームページ作成 … Jimdo、Wix、BiNDup
  • レンタルサーバー … ロリポップなど

共有ドメインの仕組み

共有ドメインは、一つのドメイン(ルートドメイン)を細かく分けて複数のユーザーに割り当てています。

ドメインの割り当ては、ルートドメインの先頭部分に文字列を追加することで行います。

たとえば、レンタルサーバー会社「ロリポップ!」は「main.jp」というドメインを次のように分けてユーザーに無料で提供(レンタル)しています。

共有ドメイン例

main.jp…ルートドメイン

aaa.main.jp…ユーザーA

bbb.main.jp…ユーザーB

bbb.main.jp…ユーザーC

ちなみに、ロリポップ!の「main.jp」というドメインのなかには、153万件のウェブページがあります。(下の画像参照)

共有ドメインにウェブページがいくつ存在するか「site:」コマンドで調べた結果

この数字を見ると、一つのドメインを非常に多くの人が共有して使用していることが分かるかと思います。

ちなみに、一つのドメイン(ルートドメイン)を細かく分けることを、専門用語ではサブドメインを作成すると言います。

ルートドメインとサブドメイン

main.jp…ルートドメイン

aaa.main.jp…サブドメイン

bbb.main.jp…サブドメイン

bbb.main.jp…サブドメイン

共有ドメインを使用するSEOでのリスク

共有ドメインを使用するSEOリスクは、共有ドメイン内に自分と同じテーマを扱っているウェブサイトが3つ以上あると検索結果に表示されない可能性があるということです。

Googleの検索結果には同じドメインのなかから2ページしか表示しない

次の文章は「海外SEO情報ブログ」からの引用です。

同じドメイン名のサイトから 3 件以上のページが検索結果に通常は同時に出現しないように検索の仕様を Google は変更しました。(後略)

(中略)

“同一サイト” の基準は基本的にはドメイン名です。

サブドメインはルートドメインと同じサイト扱いされます。たとえば、www.example.com と blog.example.com は同一サイトとみなされます。
両方のサイトからのページが合わせて 2 件までになります。

引用:海外SEO情報ブログ「同一サイトからのページを2件までに制限するようにGoogleが検索結果の仕様を変更、多様性を高めるため」 2019年6月10日

引用文から、検索エンジンが共有ドメインを一つのドメインと判断する可能性がある事が分かるかと思います。

共有ドメイン

一つのドメイン(ルートドメイン)を細かく分けて(サブドメインを作って)ユーザーに割り当てている。

検索エンジンが共有ドメインを一つのドメインと判断した場合、検索キーワードに対して共有ドメインのなかから
2ページしか表示されません。

たとえば、共有ドメインのなかに検索キーワードに該当するウェブページが10ページあるとします。その場合、検索結果には表示されるのは 2ページのみで、残りの 8ページは表示されないということです。

これが、共有ドメインを使用するSEOリスクです。

具体例で考えるSEOリスク

レンタルサーバー会社「ロリポップ!」の共有ドメインを使用して、共有ドメインのSEOリスクについて説明します。

先述したように、「ロリポップ!」は「main.jp」という共有ドメインを無料で提供しています。そして、そのなかには、153万件のウェブページが入っています。

共有ドメインにウェブページがいくつ存在するか「site:」コマンドで調べた結果

もし、検索エンジンが「main.jp」という共有ドメインを一つのドメインと判断したとすると、153万件のウェブページと検索結果に表示される上位2ページの枠を争うことになります。

ちなみに「main.jp」のなかで、タイトルタグ に「SEO」というキーワードを設定しているウェブサイトは合計178件あります。

共有ドメインのなかで、ウェブページのタイトルタグに「SEO」というキーワードを設定しているウェブページがいくつあるかを「site:」コマンドで調べた結果

したがって、「SEO」というキーワードで検索結果に表示されるためには、共有ドメインにある178ページのなかで上位 2ページに入る必要があるということです。

共有ドメインのサイト運用データ

筆者は、レンタルサーバー会社「ロリポップ!」の共有ドメイン「main.jp」を使用して、実際に次のサイトを運用しています。

運用しているウェブサイト

タイトルタグ:ホームページ作成・SEOなら岐阜県大垣市のT-Design

対策している検索ワード:「ホームページ制作 岐阜」「SEO 岐阜」

実際に運用していて、ここまでに説明した共有ドメインを使用することによるSEOリスクを感じたことは一度もありません。

これには、次の2つの理由が考えられます。

  • 共有ドメイン内で上位 2ページに入っている
  • 同じキーワードで対策しているページが 2ページ以下

そこで、上記のどちらの説が正しいかを検証してみました。

検索キーワード「SEO」

次の画像は、共有ドメイン「main.jp」にあるウェブページだけを対象に「SEO」というキーワードで検索をした結果です。

ロリポップ!の共有ドメイン「main.jp」のなかにあるウェブページで、タイトルタグに「SEO」というキーワードが設定してあるページがいくつ存在するか調べた結果

検索結果をみると、筆者のウェブサイトが4万2,000件あるうちの1位になっています。

したがって、「SEO」という検索キーワードにおいて共有ドメインを使用したことによるSEOリスクを感じなかったのは、共有ドメインにあるウェブページの上位 2位に入っていたためという事になるかと思います。

検索キーワード「ホームページ制作」

次の画像は、共有ドメイン「main.jp」にあるウェブページだけを対象に「ホームページ制作」というキーワードで検索をした結果です。

ロリポップ!の共有ドメイン「main.jp」のなかにあるウェブページで、タイトルタグに「ホームページ制作」というキーワードが設定してあるページがいくつ存在するか調べた結果

検索結果をみると、筆者のウェブサイトが1万1,000件あるうちの5位になっています。

「ホームページ制作」というキーワードで共有ドメインにあるウェブページの上位2位に入っていないということは、検索結果に表示されない可能性があるということです。

しかし、筆者は今までに共有ドメインによるSEOリスクを感じたことがありません。その理由は「ホームページ制作 岐阜」という地域キーワードを組み合わせたものをSEOの対象キーワードにしていたからだと思います。

次の画像は「ホームページ制作 岐阜」での検索順位を調べたものです。

ロリポップ!の共有ドメイン「main.jp」のなかにあるウェブページで、タイトルタグに「ホームページ制作 岐阜」というキーワードが設定してあるページがいくつ存在するか調べた結果

検索結果は、4万8,900件あるうちの1位でした。

このことから、共有ドメインによるSEOリスクを感じなかったのは「ホームページ制作 岐阜」というキーワードで、共有ドメインにあるウェブページの上位 2位に入っていたためという事になるかと思います。

仮に、共有ドメインの中で「ホームページ制作 岐阜」というキーワードで上位2位に入れなかった場合は、Googleの検索結果に表示されないかもしれません。

運用データを分析してみて

運用データを分析してみても、検索エンジンが共有ドメインの事を一つのドメインとして扱っているかどうかは分かりませんでした。

しっかりとSEOをしているけれど検索結果にウェブページが表示されないという場合は、共有ドメインによるSEO
リスクを疑ってみても良いのではないかと思います。

まとめ

共有ドメインは、無料で使える点が大きな魅力です。

しかし、Googleは検索結果を表示する際のルールとして次の2つをあげています。

  • 同じドメイン名のサイトから 3 件以上のページを検索結果に表示しない
  • サブドメインはルートドメインと同じサイトとして扱う

検索エンジンが、共有ドメインを同じサイトとして扱うかどうかはハッキリと分かりません。しかし、SEOのリスクとなるものは、出来るだけ減らしたいものです。

独自ドメインを使用すれば、当記事で説明したリスクを完全に防ぐことができます。少しだけコストがかかりますが、独自ドメインを利用することをオススメします。

独自ドメインについて詳しく知りたい方は「SEOをするなら独自ドメインがおすすめ」をご覧ください。


おわり

以上で、当記事の内容は終了です。

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