メタディスクリプションの意味からSEO効果を高める方法まで徹底解説!

当記事は、SEO初心者向けに、メタディスクリプションの基礎知識をわかりやすく説明したものです。
当記事を読めば、SEOに必要なメタディスクリプションの知識を「ひととおり」身につけることができます。
クリックすると好きなところからお読みいただけます。
メタディスクリプションは検索結果のページ概要を設定するHTMLタグ
メタディスクリプションは、HTMLタグの一つです。
そして、その役割は、検索結果に表示するウェブページの説明文を設定することです。
ちなみに、ここでいう検索結果に表示するウェブページの説明文とは、下画像の赤枠部分のことです。

↑ Googleの検索結果
参考:Googleによる説明
下記は、メタディスクリプションについてGoogleが説明したものです。
役割
ページの description メタタグは Google や他の検索エンジンにページ内容の要約を伝えます。
【補足】上記文章の「description メタタグ」は、メタディスクリプションと同じ意味
設定すべき内容
適切なメタ ディスクリプションを作成する
(前略)メタ ディスクリプションタグはページの内容を簡潔かつわかりやすく要約したもので、ユーザーの関心を惹くものである必要があります(後略)
禁止事項(設定してはいけない内容)
- ページ内容と関係のないものを記述
- これはウェブページです、のような説明文
- キーワードの羅列(ラレツ)
- ページ内容の一部をコピペ
- 複数のページで同じものを使用
上記は、筆者が要約したものです。原文が見たい方は、次のページをご覧ください。
該当部分:
Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする → 検索結果に適したタイトルとスニペットを作成する → 「description」メタタグを使用する
メタディスクリプションがSEO対策で重要な理由【2つ】
メタディスクリプションがSEO対策で重要と言われる理由は、下記2つです。
- ①検索結果でのクリック率に影響する
- ②上記は、検索順位に間接的に影響する
ここからは、上記2つについて詳しく説明していきます。
なお、メタディスクリプションの内容が、直接ホームページの検索順位に影響することはありません。
検索結果でのクリック率に影響する
メタディスクリプションがSEO対策で重要と言われる一つ目の理由は、検索結果でのクリック率に影響するからです。
もう少しいうと、メタディスクリプションを最適化すると検索結果でのクリック率が上がり、たくさんの人がウェブページを見るようになるからです。
SEO対策の本来の目的は、検索順位を上げることではありません。
たくさんの人にウェブページを見てもらうことです。
したがって、メタディスクリプションを最適化して検索結果でのクリック率を上げることはSEO対策でとても重要です。これが一つ目の理由です。
検索順位に間接的に影響する
メタディスクリプションがSEO対策で重要と言われる二つ目の理由は、検索順位に間接的に影響するからです。
具体的には、被リンクを獲得して検索順位を上げるチャンスが増えるからです。
メタディスクリプションを最適化すると被リンクを獲得するチャンスが増える理由は、以下のとおり。
- ①検索結果でのクリック率が上がる
- ②ウェブページを見る人が増える
- ②ウェブページの内容を気に入ってくれる人が増える
- ④リンクを貼って他の人に紹介してくれる人が増える(被リンクを獲得)
それから、念のために説明しておくと、Googleは被リンクが多いウェブサイトほど検索結果の上位に表示します。
これが、メタディスクリプションがSEO対策で重要と言われる二つ目の理由です。
»»» 参考:被リンクの意味・SEO効果をやさしく説明!
HTMLの書き方とWordPressでの設定方法
ここからは、メタディスクリプションの書き方について次の順番で説明していきます。
HTMLの書き方
まず、HTMLの書き方について説明します。
メタディスクリプションのHTMLの書き方は次のとおりです。
<meta name="description" content="ここにページ説明文を入力します" >
そしてメタデイスクリプションは <head> タグのなかに記述するというルールがあります。
したがって、最終的なHTMLのカタチは次のようになります。
<head>
<title>SEO対策|岐阜県大垣市のTK-CREATE<title>
<meta name="description" content="ここに説明文を入力します" >
</head>
ちなみに、上記コードの黄色い文字部分は、Google検索結果では次のように表示されます(下画像の赤枠)。

WordPressでの設定方法
次に、WordPressでの設定方法を説明します。
ここでは、WordPressのプラグイン「All in One SEO Pack」を使用したディスクリプションの設定方法を紹介します。

WordPressのプラグイン「All in One SEO Pack」をインストールすると、各ページの編集画面に下の画像のようなメニューが表示されます。

この画像の赤文字で「メタディスクリプション」と書いてある部分に、ページ説明文を入力します。これだけでOKです。
あとは、通常どおりのWordPress操作で問題ありません。
なお、「All in One SEO Pack」のインストール方法については、次の記事で解説しています。
»»» WordPressのプラグインでOGPタグを設定する方法
SEO効果を高める方法【ポイントは2つ】
次に、メタディスクリプションのSEO効果を高める方法を説明します。
それは、下記2つのポイントを守ることです。
- 検索(SEO)キーワードを入れる
- 省略されない文字数で設定する
ここからは、上記2つについて詳しく説明していきます。
なお、ここでいうSEO効果とは「検索結果でのクリック率を上げる」ことです。
1.検索(SEO)キーワードを入れる
一つ目のポイントは、検索結果での上位狙っているキーワードを、メタディスクリプションに入れることです。
なぜかというと、そのキーワードで検索されたときに、ページ概要のキーワード部分が太字で表示されるからです(下の画像参照)。

検索キーワードが太文字で表示されると、検索ユーザーの注意を引きページ説明文を読んでもらえる確率が上がります。そうすると、検索結果でのクリック率も上がります。
これが、検索結果での上位狙っているキーワードをメタディスクリプションに入れる理由です。そして、SEO効果を上げる一つ目のポイントです。
省略されない文字数で設定する

二つ目のポイントは、メタディスクリプションに設定する文章は、検索結果で「…」と省略されない文字数にすることです。
なぜかというと、検索結果に表示されるページ概要が省略されてしまうと、ウェブページの内容が検索ユーザーにしっかりと伝わらないからです。
そして、それが原因で、検索結果でのクリック率が下がるからです。
したがって、メタディスクリプションに設定する文章は、検索結果で「…」と省略されない文字数にする必要があります。これが、二つめのポイントです。
スマホ58文字、パソコン115文字
検索結果に表示されるページ概要の最大文字数は次のとおりです。
- スマートフォン...58文字
- パソコン...115文字
2019年5月 筆者調査
上記をみると分かるように、検索結果に表示されるページ概要の最大文字数は、スマートフォンとパソコンで違います。
そのため、メタディスクリプションは、下記のように設定することをおすすめします。
オススメの設定方法
- スマートフォン用にページ概要を記述
- パソコン用に詳細情報を追加
以下、具体例です。
1.スマートフォン用にページ概要を記述

2.パソコン用に詳細情報を追加

検索結果のページ概要が、設定内容と違う場合の解決方法
検索結果に表示されるページ概要が、メタディスクリプションに設定した文章と違う場合があります。具体的には、以下のように表示されます。
- ウェブページの文章の一部抜粋
- ウェブページの文章のツギハギ
この場合の解決方法は、ウェブページの内容を的確に表した文章をメタディスクリプションに設定することです。
なぜかというと、検索結果に表示されるページ概要がメタディスクリプションと違う原因は「Googleがメタディスクリプションが不適切と判断したこと」だからです。
その証拠となるのが、Google公式サイトにある次の文章です。
(前略)ページ上のコンテンツのみから取得できる情報よりもページの概要を正確に説明できると判断した場合、ページの<meta> ディスクリプション タグを使用(後略)
したがって、検索結果に表示されるページ概要がメタディスクリプションと違う場合は、ウェブページの内容を的確に表した文章をメタディスクリプションに設定してください。
おわり
以上で、当記事は終了です。
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