【初心者向け】503エラーの意味・表示される理由を徹底解説!

インターネットでおすすめのレンタルサーバーを調べると、たいてい以下の情報が出てきます。
503エラーに強いレンタルサーバーを選ぶべき。
おすすめは、エックスサーバー。
先に結論を言っておくと、この情報は正しいです。
»»» 参考:エックスサーバー公式サイト
ただ、上記情報をみて「 503エラーってなに?」と思う方も多いかと思います。
過去の私も同じでした。
当記事は、そのような方向けに「503エラーの意味・表示される原因」をイラストや具体例を使って分かりやすく説明したものです。
当記事を読めば、503エラーのことを「まるっと」理解することが出来ます。
»»» 関連:503エラーが表示されてホームページが見れない時の解決方法
503エラーの意味:ブログ(HP)を見ている人が多すぎる

ブログ(ホームページ)を見ようとしたら、ブログの代わりに下記メッセージが表示されることがあります。
エラーメッセージ
- 503 Service Unavailable
- 503 Service Temporarily Unavailable
このメッセージのことを「503エラー」といいます。
503エラーが表示されるのは、たくさんの人が「同時に」ブログ(ホームページ)を見ようとしたときです。
503エラーの意味を簡単に説明すると、以下のとおり。
現在、たくさんの人がブログ(HP)を見ています。
これからブログを見たい方は、少しお待ちください。
ラーメン屋を例に503エラーの意味を説明:入店待ちのイメージ

503エラーの意味を「ラーメン屋」を使って説明すると以下のとおり。
具体例:5人しか入れないラーメン屋
現在、店内は満席です(5人いる)。
店の前に並んでいる方は、席が空きしだい入店していただきます(6人目以降の人は少し待ってください)。
参考情報
503はHTTPステータスコードの一つ。ウェブサーバーがクライアントからのリクエストに応答できない場合に出力されるエラーコード。
503エラーが表示されるケース
503エラーが表示されるのは、次のようなときです。
- ブログ記事がバズった
- 「人気アイドルのコンサートチケット」が、サイトで販売された
- ホームページがテレビ番組で紹介された
2020年の事例
2020年に503エラーがでた事例を紹介すると、次のとおり。
- 2020年東京オリンピックのチケット販売サイト
- シャープのマスク販売サイト(コロナウイルスの影響)
- 新型コロナウイルス関係の「補助制度」申請サイト
以上で、503エラーの意味:ブログ(HP)を見ている人が多すぎる、は終了です。
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503エラーを表示する理由:サーバーダウンを防ぐため

ブログ(ホームページ)に503エラーを表示する理由は、以下のとおり。
ブログ(HP)が入っているウェブサーバーがダウン(電源が落ちたり・処理が止まったり)するのを防ぐため。
レンタルサーバーや自社サーバー
もう少しいうと、「大量アクセスによって必要になった処理能力」が「ウェブサーバーの処理能力」を超えて、ウェブサーバーがダウンするのを防ぐためです。
ちなみに、ウェブサーバーがダウンすると、そこに入っているブログ(ホームページ)を「誰 1人」見ることが出来なくなります。
»»» 関連:参考:Web(ウェブ)サーバーとは
共有サーバーの場合は、別サイトに悪影響を与えるのを防ぐため
共有サーバーの場合は、サーバーダウンの他にも 503エラーを表示する理由があります。それは、以下のものです。
1つのブログ(HP)にアクセスが集中することにより、他のブログ(HP)の表示速度が下がったり、他のブログ(HP)が表示されなかったりするの防ぐため。
上記について分かりやすく説明すると、以下のとおり。
- ウェブサーバーの処理能力には限界がある
- 1つのブログにアクセスが集中 = そのブログに大部分の処理能力を使用
- 上記が原因で、他のブログに対する処理能力が不足 = 他ブログの表示に悪影響がでる
- 上記を防ぐためには、1つのブログに処理能力を使いすぎないようにする必要がある
- 1ブログあたりのアクセス数の上限を設定。それを超える場合は、503エラーを表示。
»»» 関連:共有サーバーとは:後日、執筆予定
以上で、503エラーを表示する理由:サーバーダウンを防ぐため、は終了です。
503エラーが表示される仕組み:同時アクセス数の制限

ブログ(ホームページ)に503エラーが表示されるのは、ウェブサーバーに同時アクセス数を設定している場合です。
同時アクセス数の制限について簡単に説明すると、以下のとおり。
ブログ(ホームページ)を同時に表示できる人数を制限する
正確には、ウェブサーバー
同時アクセス数の制限について、具体例で説明すると以下のとおり。
サーバーの同時アクセス数の制限(上限)値を「4」に設定
ブログ(ホームページ)を、同時に見れるのは4人だけ
5人目以降には503エラーが表示される
下の画像参照

同時アクセス数制限について詳しくは、次の記事をご覧ください。
共有サーバーの場合は、データ転送量にも上限が設定されている
共有サーバーの場合は、「同時アクセス数」以外にも、次のことが原因で 503エラーが表示されます。
契約ごとに設定されている「データ転送量の上限値」を超えた場合。
上記について具体的に説明すると、次のとおり。
契約条件:データ転送量の上限値「1日あたり 1GB」
503エラーが表示される場合:1日あたりのデータ転送量が 1GBを超えた場合
データ転送 … ブログ(HP)データの送受信
503エラーを表示する仕組み
下記は、データ転送量を超えた場合に503エラーが表示される仕組みを、ロリポップのサポートセンターに問い合わせた結果です。
一日のデータ転送量を超えた場合は、「同時アクセス制限を行う」「該当のファイルなどのパーミッションを落とす」等の対策を行わせていただくケースがございます。
そのため、サイトを表示する際に503等のエラーが表示される場合があることをご留意いただき(後略)
以上で、503エラーが表示される仕組み:同時アクセス数の制限、は終了です。
503エラーが表示されるとチャンスを逃す

ブログ(ホームページ)に503エラーが表示されると、以下のような機会(チャンス)を失います。
機会(チャンス)
- 新規ファン
- 被リンク
- アフィリエイト報酬
具体的に説明すると以下のとおり。
具体例の条件
- レンタルサーバーの同時アクセス数制限は「1,000」
- 上記に、同時アクセスが「2,000」あった
結果
1,000人はブログを表示できない = 1,000人ぶんの機会損失が発生
以上で、503エラーが表示されるとチャンスを逃す、終了です。
503エラーが表示されにくい格安レンタルサーバー

↑ エックスサーバー

↑ ロリポップ!
格安レンタルサーバーで503エラーが表示されにくいのは、下記プランです。
- エックスサーバー「X10」プラン … 月額:900円〜(税抜き)
- ロリポップ「ハイスピード」プラン … 月額:500円〜(税抜き)
契約期間によって異なる
上記について詳しくは、次の記事をご覧ください。
おわり
以上で当記事の内容は終了です。
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