【レンタルサーバー】データ転送量の意味・ブログに必要な容量を徹底解説!

レンタルサーバー会社の公式サイトには、専門用語がたくさん出てきます。
そのため、初めてレンタルサーバー契約する人には、書いてある内容がさっぱり分かりません。

出典: ロリポップ!ご利用料金
当記事は、レンタルサーバー会社の公式サイトにある専門用語の一つ「データ転送量」の意味を分かりやすく説明したものです。
たくさんの具体例を使いながら説明しているので、パソコンが苦手…という方でも、内容をすっきりと理解することができます。
データ転送量は、レンタルサーバーが送受信できるデータ量の上限値

レンタルサーバーのデータ転送量は、下記2つを合計した値の上限値です。
- レンタルサーバーから、送信するデータ量
- レンタルサーバーが、受信するデータ量
具体例を使って説明すると、以下のとおり。
データ転送量 … 1ヶ月あたり「100GB」
»»»1ヶ月あたり「100GB」までデータの送受信ができる
レンタルサーバーが送受信するデータの内容については、後ほど説明します。
送信データと受信データの割合は、どんな形でもOK
ちなみに、データ転送量における「送信データと受信データの割合」は、どんな形でもOKです。
たとえば、以下のような割合でも問題ありません。
具体例 1:送信データのみ
データ転送量 … 100GB
上記データの内訳
- 送信データ … 100GB
- 受信データ … なし
具体例 2:受信データのみ
データ転送量 … 100GB
上記データの内訳
- 送信データ … なし
- 受信データ … 100GB
以上で、データ転送量は、レンタルサーバーが送受信できるデータ量の上限値、は終了です。
送信データ = ブログを「見る人」に送るデータ

レンタルサーバーが送信するデータは、ブログを表示するために必要なデータです。
具体的には、下記データです。
- HTML
- 画像
- CSS
- JavaScript
そして、上記データを受けとるのは、ブログ閲覧者です。
ブログを見る人ごとにデータを送信する
ちなみに、レンタルサーバーは、ブログを見る人ごとにデータを送信します。
具体例で説明すると以下のとおり。
Aさん、Bさん、Cさんがブログを見る場合、
レンタルサーバーは下記作業を行う
- Aさんにデータを送信
- Bさんにデータを送信
- Cさんにデータを送信
以上で、送信データ = ブログを「見る人」に送るデータ、は終了です。
受信データ = ブログを「作成する人」から受けとるデータ

レンタルサーバーが受信するデータは、私たちがブログを作成するときにアップロードするデータです。
WordPressの場合ならば、次のようなデータです。
- アイキャッチ画像
- 記事内で使用する画像
- WordPressテーマ(パソコンからアップロードして使用する場合)
以上で、受信データ = ブログを「作成する人」から受けとるデータ、は終了です。
ブログに必要なデータ転送量を、計算する方法

レンタルサーバーを契約するときに気になるのが「どのくらいの転送量が必要なのか」だと思います。
その疑問を解決する方法を紹介します。それは、以下の計算式を利用することです。
必要なデータ転送量 = 下記2つの合計値
- ブログ 1記事のデータ量 × 1日あたりのPV
- ブログ 1記事のデータ量 × 1日に作成する記事数
ブログ1記事の平均データ量
上記計算式を使えば、自分に適したレンタルサーバープランを選ぶことができます。
1記事のデータ量は5MB(0.005GB)がおすすめ
一般的なブログの場合、1 記事のデータ量は2MB前後です。
しかし、「必要なデータ転送量」を計算するときは、「ブログ1記事のデータ量」を5MBにすることをおすすめします。
なぜかというと、「ブログ1記事のデータ量」を小さくしすぎると、「実際の転送量」が「計算した転送量」を上回ることが有るからです。
したがって、「必要なデータ転送量」を計算するときは、「ブログ1記事のデータ量」を一般的な数値よりも少し大きい5MBにすることをおすすめします。
5MB(メガバイト)= 0.005GB(ギガバイト)
参考 :ブログ記事のデータ量を測定できるサイト
1記事のデータ量を5MB(0.005GB)にした場合の計算式
以下、「必要なデータ転送量」計算式に、 1記事のデータ量5MBを当てはめたものです
必要なデータ転送量 = 下記2つの合計値
- 5MB(0.005GB) × 1日あたりのPV
- 5MB(0.005GB) × 1日に作成する記事数
ブログ1記事の平均データ量
【参考】1日1万PV、1日2記事作成ならば「50.1GB」必要
1日あたりのPV数を1万、作成記事数を2とした場合、1日あたりのデータ転送量は「50.1GB」必要です。
計算式は、以下のとおり。
- 5MB(0.005GB) × 1万PV =50GB
- 5MB(0.005GB) × 2記事 =0.01GB
必要なデータ転送量 =50.1GB
1日のデータ転送量が「50.1GB以上」のレンタルサーバーにする
先ほどの計算結果から、1日あたりのデータ転送量が「50.1GB以上」のレンタルサーバーにすればOKということが分かります。
以上で、ブログに必要なデータ転送量を計算する方法、は終了です。
人気レンタルサーバー「プラン」のデータ転送量

出典: エックスサーバー
最後に、人気レンタルサーバー「プラン」のデータ転送量を紹介すると、以下のとおりです。
人気レンタルサーバ「プラン」のデータ転送量
- エックサーバー「X10」 … 150GB/日
- ロリポップ「ハイスピード」 … 600GB/日
- mixhost「スタンダード」 … 600GB/日
公式サイトの記述は「18TB/月」。この数字から1日あたりの値を計算
各プランの詳細については、各レンタルサーバー会社の公式サイトをご覧ください。下記リンクです。
»»» 参考:エックスサーバー|転送量の目安数値の大幅緩和について
以上で、人気レンタルサーバー「プラン」のデータ転送量、は終了です。
おわりに
以上で、当記事は終了です。
当記事が、これからレンタルサーバーを選ぶ方の役にたてば嬉しいです。
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